上式の各係数の値,標準誤差,t値は付録で示される。
インパルス応答
 にインパルスショックを与えたときのr(t),△m(t),△l(t)および△y(t)の挙動が図3に示される。破線は±2標準誤差を表している。ショックの大きさはr(t)の標準偏差で与えられる。Cholesky分解が残差の共分散行列に適用され,インパルス応答の計算に用いられている。
 レベル変数R(t)≡Σr (t) ,m (t) ,l (t) およびy(t)のインパルス応答は,上記のr(t),△m (t) ,△l (r) および△y (t) の各応答の累積和を取ることによって得られ,図4に示される。ノンゼロの定数に収束している様子が分かる。式(6)において,共和分の項をゼロとして,要素ごとに書き直すと次式を得る。



 
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