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表1 Framework for describing tasks
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Design Feature
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Contents
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1. Goal |
物事を簡潔に描写する能力の向上や関係代名詞を多用する機会を与えるなどタスクの目的を明確にしているか。
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2. Input |
絵,地図,記事などタスクによって与えられる情報がverbalかnon-verbal かを明確にしているか。
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3. Conditions |
学習者が情報を共有してクスクを処理するのか,information gapのように学習者が情報を出し合いながらタスクを処理するのかを明確にしているか。
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4. Procedures |
グループワーク,ペアワーク,準備時間の有無などタスク遂行の手順を明確にしているか。
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5. Predicted outcomes |
図を完成させる,2つの絵の相違を列記するなどのタスクを遂行することから予見される効果を明確にしている か。タスクは一定の結論が得られるclosed task と結論に至らないopen-ended task とがあることを意識しているか。
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6. Process |
タスク遂行に伴う認知的,言語的処理過程は明確か。
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(H.Z-H, public seminar, 5July 2005)
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正確さは「発話中の誤りのない節の数を全ての節の数で割る(最大値1.00)」,複雑さは「1 c-unit あたりの発話された語数(最小値1.00)」,流暢さは「5分間あたりの発話中に見られる1秒以上の沈黙回数」という方法で測定した。
表2のようにSkehan と Fosterのリサーチ結果からはpersonal information exchange task と choic-e/decisio-nmaking には正確さを高める効果があるが,narrative taskは正確さを高める効果が低いという結果が得られた。しかし,complexily および flue-ncyについてはどのタスクも効果に一定の変
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化傾向がみられなかった。Skehan(1998)はタスク遂行前の準備時間の多少が効果の表れ方に影響を与えると考える。Ellis(2004)によれば,時間制限という負荷をかけると学習者の発話におけるfluencyは高まるがaccuracyは高まらず,時間制限という負荷をかけないと学習者の発話におけるaccuracyとcomplexityは高まるが、fluencyは高まらないという。タスク遂行前の準備時間,タスク遂行時間の制限,タスク遂行条件とfluencyとの相関を研究している 柳谷・横山(2005)は「タスクがどのような条件で行われたのかを考慮することによっ
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表2 Task effects on accuracy, complexity, and fluency
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Accuracy
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Complexity
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Fluency
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Personal
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Narrative
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Decision
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Personal
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Narrative
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Decision
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Personal
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Narrative
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Decision
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1996
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.70
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.64
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.68
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1.14
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1.32
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1.29
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31.8
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76.8
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59.5
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1997
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.67
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.62
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.69
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1.38
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1.30
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1.65
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85.8
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26.4
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51.7
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